iPhone IOS 13.1.2 アップデート失敗 「"iPhone"をアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(14)。」
先日からiPhone向けにIOS13のアップデートの配信が始まりました。
現在、iPhoneXを普段使いして、その前のメイン機種だったiPhone6s Plusは海外SIM用とiPhoneXの故障時のバックアップ用としてキープしています。
IOSのアップデートは自動という設定にしているので、新しいIOSが配信されると自動更新されます。 ところが今回のIOS13へのアップデートでは iPhoneX は自動更新されたのですが、 6s Plusの方は自動アップデートを失敗します。 6s Plus が IOS13更新対象機種であるのは確認済みです。
手動更新は複数回実施しましたが結果は同じでした。 もしかすると本体のディスク空き容量が少なくて失敗しているのかと思い、 Xと6s Plus の空き容量を比較しても 6s Plusの方が空き容量が大きい位です。 更新が失敗する原因がわかりません。
ネットでIOSアップデートの失敗で検索してみると、iPhone単体でアップデートに失敗した場合は、Windows PCやMAC経由で更新を試すように書かれています。
MACを使ってアップデートを試みます。 ちなみにMACのOSを数日前に最新のmacOS Catalina に更新した影響で 今後はiTunesアプリではなくFinderアプリからiPhoneのバックアップ&リカバリ作業を行うように変更されていました。
iPhoneをMACにUSB経由で接続し、IOSのアップデート作業を進めるとiPhone上に表示される更新状態を示すバーが途中で止まって進みません。
数十分待っても全く更新が進まない状態になったので、仕方なくiPhoneのケーブルを抜いてしまいました。
ここからiPhoneのリカバリーモードの無限ループにハマってしまいました!
iPhoneのIOS更新途中で電源が落ちたりしてうまくいかないと、iPhoneがリカバリーモードという設定になって立ち上がってきます。 リカバリーモードを正常に終了するにはアップデートや復旧処理を正常に終える必要があります。
iPhoneを起動すると上記の様な画面が表示されて、iTunes経由でIOSのアップデート(データは残って復旧)か復元(データが全て抹消されて復元)しろという画面です。
画面指示に従い6s PlusをiPhoneに接続し表示された画面でアップデートを試みました。
とりあえず、アップデート準備が開始されます。
しかし、アップルマークの下に表示されるステータスバーがアップルの真ん中辺りに来るとストップして、エラーが表示されます。
エラー内容は「iPhone "iPhone"をアップデートできませんでした。不明なエラーが発生しました(14)。」
仕方なく、iPhoneのケーブルを繋ぎ直して、今度は「復元とアップデート」を試みるを実行します。 データは無くなっても6s Plusが立ち上がる事が重要なので仕方ありません。
しかしまたもや同じ段階でエラーが表示されました。 何度やってもリカバリーモードを抜け出して復旧させる事ができません。
次に試したのは、外部アプリを使ってリカバリーモードを抜け出すという方法です。 ネットで調べると、確かにリカバリーモードから脱出させる機能があるアプリが存在しているようです。 しかし無料では見つかりません。 大体はダウンロードは無料で、無料のままだと機能制限があって肝心の処理は実行できないようになっています。 試しにどんなものか以下のアプリを試してみました。
MAC版をダウンロードしたのですが、数日前のMAC OSのアップデート(最新のmacOS Catalinaへ )の影響でアプリ自体が起動できませんでした。 なので試用もできませんでした。
そうなると他にMAC OS対応のアプリが存在していたとしても、どれも起動できない可能性がありそうです。
家にWindows10 PCもあるので、Windows10対応のアプリを探してみました。
実は今回試したアプリ1つ1つをレビューして書こうかと思いましたが、どれもレビューするにあたらないとうのが私の実感でした。
すでに最初にIOSのアップデートを試みてからこの段階で少なくとも15回も復旧処理を行いましたが復旧が完了できませんでした。
さらにネットで検索すると iPhoneを リカバリモードからDFU(Device Firmware Update)モードというに変えて復旧を試みるという方法があるようです。 リカバリーモードでの復旧がApple公式対応で DFUモード対応は非公式対応という違いがあるようです。
結局のDFUモードに変更して復旧処理をしても結果は同じで、途中で処理が止まってしまいました。
ここで、視点を変えて表示されるエラーメッセージから何か解決策はないかネットで調べてみました。
Appleのサイトでエラー番号をしらべてみると以下の記述がありました。
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デバイスに付属の USB ケーブルを使います。お持ちでない場合は、別の Apple 製の USB ケーブルをお試しください。
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コンピュータの別の USB ポートに切り替えます。キーボードには接続しないでください。
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別のコンピュータの USB ポートに切り替えます。
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依然としてエラーが表示される場合は、USB に関してほかに問題がないか確認し、他社製のセキュリティソフトウェアについて調べてから、ハードウェアに問題がないか確認します。
実はMACとWindowsの両方で試しているのですでに上記3番は検証済みです。1. のUSBケーブルはApple純正品を使っているのですが、念の為に別のケーブルでも試しましたが結果は同じでした。
そうなると項目2のUSBポート切り替えですが、3番をすでに実施済みだったので2番を試すまでもないと考えていました。
それにMACとWindows PC両方で同じ結果なので、6s Plus本体のハード障害や内部のシステムファイル破損などを疑い始めていた段階でした。
それでもネット検索を続けると少し古い内容ですが以下のサイトにエラーに関する記述がありました。
そこにはUSBポートを変えたらうまくいったとあります。 もうこの時点で他に試す事が何もないので、USBポート変更も試してみました。
私のMACには2つUSBポートが存在し、1つはマウス専用のBluetooth受信機を常時挿入してあるので、空いてる方のUSBポートにiPhoneからのケーブルを挿していましたが、Bluetooth受信機を抜いてそこにiPhoneからのケーブルを挿し直してリカバリー処理を実行。
すると今回はいままで必ず処理が止まる箇所を過ぎて処理が無事に終了しました。
6s Plus は初期化されてしまいましたが、無事に復旧させてまた使える状態になりましたので良しとします。
まとめ
- iPhone単体でIOS更新ができなかった件は、結局原因不明
- エラーメッセージが表示された場合は、まずそのエラー内容を調査する まさかと思われる対応策もとりあえず試してみる (これとても重要)
- iPhone復旧アプリに過大な期待はしない
- データを失いたくない場合は、少なくともIOSのアップデート前にバックアップをとっておく
今回は20回近く復旧処理を繰り返した上にデータを失ってしまう結末になってしまったので、バックアップの重要性を再認識しました。時間のある時にiPhoneのバックアップについて正規手法やそれ以外の方法などを調べてみたいと思います。