aloha nui loa

日々の出来事を綴っていきます

海外携帯選び

海外に旅行または出張の際に携帯電話があると便利だ。
何年か前は、AUのグローバル・パスポート(以下 GP)を使ったが通話料の金額の高さに驚いた。海外滞在中はすべての通話(発信、着信とも)にグローバル・パスポート料金が適用され、日本から掛かってきたどうでもよい電話までにも課金されてしまいそれ以来使っていない。 前回は現地ハワイで携帯のレンタルをしてみた。
いろいろと選択肢はあるようだが、今まであまり深く考えていなかったが我が家に一番合う海外携帯選びをする事にしました。

まず、携帯を選ぶにあたっての我が家の条件は以下の通り。
1.まずは手数料や通話料が安い事。
2.カバーエリアはアメリカ本土と、ハワイだけで十分。しかしハワイのオアフ島以外のネイバーアイランドでも使いたい。
3.旅行、会社の出張を含め年に2~3回はアメリカ(含むハワイ)へ行っている。その度に出来るだけコスト高にならない方法。

以上の条件にあう海外携帯を考えてみた。

まずは、以前使ったAUのGP。GP対応の携帯さえ持っていれば特別な申し込みや、追加基本料など発生しない。 しかし、相変わらず通話料が高い。(着信、発信とも料金発生) 詳細は添付のシート参照。 携帯も機種変更が必要になるので選択肢としてはあまり考えたくない。

次に成田空港でのレンタル。 利用した事はないがJALのレンタル価格をHPで見てみた。 料金が高い。 まずは1日毎の基本料が発生する。 使っても使わなくてもこれは払わなくてはならない。 通信料もここが一番高い。 たぶん会社が負担してくれるような出張時のみしか考えられない。 プライベートじゃ絶対借りない。 

次に現地レンタル。 参考例ではハワイでのレンタルで金額を算出してみた。 結構これが安くて、一日辺りの基本料もなし。 通話料は着信、発信ともに1分70セント。 前回ハワイでは別のレンタル会社から借りたが、基本的には次のような手続きで行う。 まずは日本からHP経由や、メール等で利用希望日を連絡する。 レンタル会社から、携帯の引渡し方法についての連絡が来る。 通常はホテル等での手渡しが多い。 契約内容によるが、前回レンタルした場合は引渡しの際に契約書にサインをして携帯を渡してもらった。 返却はホノルル市内の希望の場所で返却し現金で精算。 トラベラーズチェックも大丈夫だとは言っていた。 一点だけ不便なのが受け渡し。時間を指定して受け渡しをするので、その前後は時間が拘束される。 あと携帯返却の際に残り少ない現金やトラベラーズチェックの残額が気になった。もう一点、私が利用したレンタル会社は受け渡しがホノルル市内近郊のみに限定され、市街地や、最初にネイバーアイランドに行ってしまうと初日から利用できず、利用範囲が限定される。

次に今回いろいろと調査をした、各国対応 GMS携帯を日本で調達し、現地でプリペイドSIMカードを購入して利用する方法。 今回、これがベストな方法かと思いHPをチェックして調べてみた。  GMS携帯といっても国によって使われている電波の周波数帯が国によって違う。 北米やハワイで使うには 1900Mhz帯をサポートする携帯でないといけない。
海外携帯販売関連のHPをいくつか見てみると、結構ネットで対応携帯を売っている。基本的にはトライバンド、つまり3つの周波数帯をサポートするタイプの購入が必要なようだ。これだと、アメリカ以外、アジア、ヨーロッパでもその国に対応するプリペイドSIMカードを購入する事で対応が可能なようだ。 さらに携帯もSIMロックが掛かっていないタイプの購入が必要なようだ。 つまりいろいろな通信業者のプリペイドSIMカードを使う関係上、SIMロックが掛かっていると特定の通信業者のカードしか使えない制限が出てくる。 SIMロックが掛かっておらず、さらにアメリカで使えるタイプの携帯本体をネットで探してみると、機能にこだわらなければ安いところで8,500円位から販売している。 しかし多くは1万円前後から2万円程度の種類が多い。 プリペイドSIMカードだがアメリカ向けにはT-mobileの50ドルタイプが5,980円程度で販売されている。 これにはすでに120分の通話料が含まれているようだ。 足りなくなったらチャージカードを25ドルや50ドルの単位で買う事になる。 着信、発信ともに1分間20セントという事で一番お得。 ただ、一つ問題が。 SIMカード有効期限がある。会社によっても違うようだが、通常は90日。 有効期限内にチャージカードを使って時間を追加するば期限が延長される。高額なチャージカードで時間を追加するとそれが1年に延びるような説明があった。 年に数回となると毎回SIMカードを買い換える事を想定しておく方が良さそうだ。 長く使えば効果が出そうだ。

さて最後の方法が、通信業者以外がサービスをしているプリベイド。MVNO (Mobile Virtual Network Operator)と言うらしい。。見つけたのはセブンイレブン http://www.7-eleven.com/ で販売しているプリペイド携帯で7-Eleven Speak Out Wirelessサービスとアメリカでは大きなレコード販売チェーンを展開しているVirgin http://www.virginmobileusa.com/プリペイド携帯だ。 どちらも手に入れるのは簡単そうだ。プリペイド携帯なので、事前の契約も必要ない。 セブンイレブンは国内通話1分20セントを売りにしている。 Virginは25セント。 2つを比較したところVirginは端末の機種を選ばなければ 39.99ドルからある。 セブンイレブンは店頭の割引ではなく、購入後に郵便で申し込むと返金してくれる。 しかしこれは旅行者には適用されないようだ。 あとVirginはインターネットでの手続きが充実しているのが気に入った。 店頭での購入後、使えるようにする為にはアクティベイションという手続きが必要だがインターネット経由で可能。 これも先ほどのプリペイドSIMカードを使うタイプと同じだが、有効期限がある。 仕組みも一緒だ。 有効期限を過ぎると電話番号が無効になる。 延長には失効する前にチャージカードで時間を追加する。 Virginの場合どうやら失効されても後日インターネット経由で再度アクティベーションが可能なようだ。 実際に利用していないので誰れか試した方がいれば使い勝手を教えて頂きたいが、これはとっても便利。 初回本体を購入し、次回からはチャージカードのみを購入しアクティベーションの手続きさえすれば電話番号は変わるかもしれないが、無駄のない利用ができる。(もちろん毎回チャージ分を使い切る事が前提だが) チャージカードも20ドルから50ドルまで10ドル刻みであるようだ。 HP経由でのチャージも可能らしい。

以上の調査結果によりVirginのプリペイド携帯が我が家のライフスタイルにはピッタリのようだ。 添付のファイルに滞在日数毎の費用を比較させてみた。 ダントツに Virginがお得なようだ。 てっきり現地レンタルが一番安いかと思ったがそうではなかった。
近いうちにサンフランシスコに出張があるかも知れないので、その際にVirginレコード店で、プリペイド携帯を買ってみたいと思います。 その際には実際の使い勝手やHPで調べただけじゃ分からなかった事を報告したいと思います。